【高校生、大学生必見】記憶のメカニズムとは?なぜ人は忘れるのか? #14
記憶のメカニズムとは?
どうもこんにちは。「いけちゃんす@ゆるゆるブロガー」です。(Twitter名)
ブログ継続から約2週間が経過しました。まだたくさんの方には見られていませんが、これからも継続して情報を発信していこうと思います。
では、本日のテーマは、「記憶のメカニズム」についてです。
皆さんは記憶される仕組みについてどれくらいご存じでしょうか?
大きく3つのテーマで本日はお話ししていこうと思います。
では、本日の本題に入っていきましょう!
特にこのような疑問、悩みを持った方に読んで欲しいです
「なんで人は忘れてしまうのか?」「どのようにして記憶が定着するのか?」などの疑問を持たれている方は必見です。
さらに、定期テストがある高校生や、効率よく暗記をしていきたい大学生、資格試験を控えている社会人の方も必見です。
では、記憶のメカニズムについて話す際に大切な3つのポイントをお話ししていきたいと思います。
結論から言います。3つのポイントとは、
以上の3つが記憶のメカニズムを語る際に大切なポイントになります。
では、1つずつ解説していきましょう。
1.エビングハウスの忘却曲線について
「エビングハウスの忘却曲線」という言葉を皆さんは聞いたことがありますでしょうか?
「どういうことか詳しく知っている」という方は、2番までスキップしちゃってください。(笑)
では、順番に解説していきましょう!
ドイツの心理学者、ヘルマン・エビングハウスの発表した「エビングハウスの忘却曲線」です。エビングハウスは、無意味な音節を記憶し、時間と共にどれだけ忘れるかを数値化しました
引用元:https://ryugaku-kuchikomi.com/blog/ebbinghaus-the-forgetting-curve/
要するに、時間が経ったときにどれだけ忘れてしまうか?ということです。(単純に忘れてしまうということではないと私は思っていますが、ここでは簡略化の為にこうしておきます。)
忘却曲線は忘れやすさではない??
上記で書いた「忘れやすさ」では、ないと思っています。参照のグラフでは、記憶保持率となっていますが、私が考えるに、もう1度その情報を覚えるのにようする力のようなものだと思っています。
少し複雑なので、深堀りして話をしていきます。まず、全く関係性のない数字や言葉を制限時間を設けて気合いで覚えます。
例としては、「627」「157」「922」「768」「103」や「いらぎ」「おける」「ばはう」「たふぁ」などです。この無関係な数字、言葉を覚えます。
この時の覚えるために使う力は、100%であるとします。そして、上記のグラフを参照してもらうと、1日経つと33%となっていますが、私が考えるにこれは2回目覚えるときに1回目と比べて67%の力で覚えられるということです。
繰り返し暗記をすると忘却曲線のカーブが緩やかに
これを繰り返すと、人の脳は1回目に暗記したときよりも忘却のカーブが緩やかになります。
なので、記憶の定着を図るには「回数を繰り返しやる」という原理がうなずけますよね。
要するに、忘却曲線は、「何度も繰り返すことにより、暗記の定着が見込める」ということの裏付けであると言えます。
さらに、カーブが緩やかになるということは、その暗記をするまでの期間をかなり空けていても問題がないということです。
最初は、2日経つだけで、72%も力が必要なのに、繰り返しやっていくと、1週間くらい空けても20~30%くらいの力で暗記出来ます。
では、忘却曲線の話はそこそこにしておいて、次の2つ目のポイントに移りましょう。
2.短期、長期記憶について
まずは、短期記憶と長期記憶の違いについて説明していきます。
ちなみに、短期記憶と長期記憶の違いの明確な定義はありません!(笑)
なので、今回は大まかな違いについてお話ししていきます。
短期記憶:数秒から数分程度脳の中で記憶できるもの、海馬に保存されている
長期記憶:数時間から数年、脳の中で記憶できるもの、側頭葉に保存されている
テストで一夜漬けをするときは、大体が短期記憶に入っています。なので、テストが終わるとすぐに忘れてしまったりします。
逆にコツコツと準備している人は、長期記憶に入っていて、テストが終わってもある程度覚えている。というのが特徴です。
要するに、テストで点数を取るには、長期記憶に保存しておくことが大切なのです。
もし、テスト等で暗記がニガテという方は、こちらの記事をご覧ください。
URL
上記の記事を読まれた方、お疲れ様でした。
話が逸れてしまったので、元に戻すと、
短期記憶→長期記憶に暗記したものを移動させるには
テストで高得点を取っている人は、短期記憶→長期記憶に暗記したものを移動させていると言えます。
まず最初は、短期記憶に分類されて、脳はこの情報が大切で必要なものなのかを判断します。
ここで大抵の情報は捨てられてしまいます。なぜかというと、これは脳にとって必要な機能だからです。もし、あなたが今日やっていたことを全て「忘れる」ことが出来ずに覚えていたとしたら。。。
大変なことになることは、想像に難くありませんよね。失恋した時など、あのショックをずっと覚えていると新しい恋に踏み切れませんよね。
「私は今でも忘れていません」という方もいるかもしれませんが、その過程等全てを記憶していますでしょうか?また、数年後も覚えていますでしょうか?
答えはNoだと思います。そのようにして、人間は進化してきたのです。決して脳みその機能が弱くて覚えられない。というわけではないのです。
「なぜ脳が情報を忘れるのか」については、一旦終わりにして、短期記憶から長期記憶に情報を移行させる方法があります。
もう皆さんなら分かっているかもしれませんね(笑)
復習(繰り返し見る)をして長期記憶へ
頭の良い方は、これだけではないでしょ!!と思うかもしれません。
はい。そうです。これだけではありません。
では、これらの技を全て使えば長期記憶に情報を移行させることができると言えます。
それは、「強い感情や異質な情景に身を置く」ことによっておきます。
例えば、あなたが「先日行ったレストランで店員から思いっきり赤ワインをかけられて、新品の白いパーカーが台無しになった」とします。
どう考えても最悪ですよね。このように強い感情にさらされたりすると記憶に強く残ります。ですが、そのエピソードも数年後には忘れています。(もし、あなたがこのエピソードを話し続けなかったら)
これでお分かりに頂けたでしょうか?強い感情とともに覚える、かつ復習(この場合は、誰からにこのエピソードを話す)をすることにより、長期記憶に情報を移行することが出来るのです。
では、最後のポイントに行きましょう!
3.寝る前の暗記について
記憶というのは、寝ている間に整理されて、何度も出会う情報は脳が大事な情報だと認識するので、短期記憶から長期記憶に移行されます。
それを逆手に取って、寝る前に暗記をして寝れば効率よく暗記することが脳科学の世界では知られています。
また、話が逸れますが、午前中などは頭が働きやすい状態なので、数学などのクリエイティブな科目に取り組む方が良いとされています。
そこから疲れてきて、寝る前に脳にあまり負荷がかからない「暗記」の科目をやることによって、情報が寝ている間にうまく整理されます。
私の経験として、数学などの問題で詰まった時はひらすら考えます。それで解決できればオッケーですが、出来ない場合も時としてあります。(特に入試問題を解いている時によく壁にぶち当たりました。)
その時はきっぱり諦めて、睡眠をとります。すると翌朝、意外にも昨日詰まっていたところが理解できるのです。私はこれを「睡眠学習」と呼んでいました(笑)
起きた後に復習することによってさらに定着
寝る前に暗記をして、寝ている間に情報を整理、そして起きた直後に昨日やったことをさらっと復習します。
これにより暗記の効率が半端じゃないくらいに上がりました。
この効果がとてつもなかったので、これをサンドイッチ学習法と呼んでいました。(笑)
この学習法の続けるとテストの点数は跳ね上がります。
少し長くなってしまいましたが、まとめていきましょう。
まとめ
では、脳の記憶のメカニズムについて大事なポイントは3つありましたね。
の3つでしたね。それぞれ大切なポイント(キーワード)があったので、それも復習していきましょう。
「忘却曲線の定着率というのは、次に暗記するときに要する力のこと」「短期記憶から長期記憶に移行させることにより長く覚えていられる」「サンドイッチ学習法により記憶の定着率が跳ね上がる」ということでしたね。
これらをうまく利用しながら暗記をしていってもらえればと思います。
これを実践しなければこの記事を読んだ意味がありません。なので、是非実践して、この効果を私に伝えて頂けると嬉しいです。(Twitter:@ikechance0504)
もし、テストにおける暗記法など気になった方は、こちらの記事をご覧ください。
URL
最後までご覧いただき、ありがとうございました。そんなあなたが大好きです。(YouTubeのアシタノワダイ風)
では、また明日お会いしましょう。