【大学生向け資格】ファイナンシャルプランナー(FP)についての概要 #10
ファイナンシャルプランナー(FP)についての概要
どうもこんにちは。「いけちゃんす@休学自由人」です。(Twitter名)
本日の本題は、ファイナンシャルプランナーという「お金」に関する資格についての概要説明です。
本題に入る前に、ファイナンシャルプランナーとはどのような資格なのかについて解き明かしていきましょう。
顧客である個人から、収支・負債・家族構成・資産状況などのソース提供を受け、それを基に住居・教育・老後など将来のライフプランニングに即した資金計画やアドバイスを行う職業・職種、およびその職に就く者。 略してFP(エフピー)とも呼ばれる。
引用元:
ファイナンシャルプランナーであれば、顧客もそうですが、自分のライフプランニングも出来るので、近年注目度が高い資格の一つとなっています。
試験の内容ですが、学科試験は、
- ライフプランニングと資金計画
- リスク管理
- 金融資産運用
- タックスプランニング
- 不動産
- 相続・事業承継
の6つのテーマからまんべんなく出題されます。
では、本記事はこのような悩みを持った方に特に読んで頂きたい記事になっております。
「受けてみたいけど、どうすればいいの?」「合格率とかデータはあるの?」「独学でも合格は可能なのか?」「実際にどのくらい勉強すればいいの?」
といった疑問を持たれている方は、特に読んでいただきたい記事になっています。
概要に関しての説明は後でまとめるとして、先に合格率や独学に関してのお話をしていきます。
FP3級における合格率は50%~70%ほど
これを見て皆さんはどのような感想を抱かれたでしょうか?
「思ったより高い」「あんまり聞かない資格だけど意外と低い」など聞こえてきそうです。
驚かないでください。この合格率は、ファイナンシャルプランナー3級の試験なのです。
「え。じゃあ、1級とか2級もあるの?」「3級でこれってやばくない?」と思われるかもしれませんが、そうなんです。(笑)
1級や2級にくらべて3級はとても易しいものとなっています。私は2級と3級を取得していますが、正直2級と3級では段違いに難易度が上がります。
今ここで脅しても仕方ないですし、勉強すれば合格出来るので、説明を進めますね(笑)
ここまで読まれた方に朗報です。特殊な例を除くとFP3級から受ける方がほとんどだと思いますので、FP3級合格に必要な勉強時間についての記事がありますので、そちらをご覧ください。
こちらの記事を読まれた方、お疲れ様でした。
おそらく、勉強の仕方は分かったけど、試験の概要に関してはいまいちだと思いますので、こちらで順番に説明していきますね。
FP協会or金財どちらを選べばいいの?
結論から言います。「どちらでも良い」が答えです。
「じゃあオススメは何なの?」「どう違うの?」という質問にお答えしていきます。
なぜ、「どちらでも良い」と言ったかというと、名前は違えど同じ価値を持つ資格だからです。ちなみに私が選んだのは、FP協会です。というのも、
「FPの資格を取りに来てるんだからFP協会って名前の方がかっこよくない?」って浅はかすぎる理由です。
別に後悔しているわけではありませんが、このようなくだらなすぎる選び方をしたくないという方の為に説明をしておきます。
項目 | FP協会 | 金財 |
資格の価値 | 同じ | 同じ |
合格率 | 金財に比べて高い | FP協会に比べて低い |
会場数 | 少ない | 多い |
実技の試験範囲 | 広い | 狭い |
これだけ見たら、頭のいい方は、「合格率の高いFP協会一択でしょ!」となりますが、それ少し待ってください。(笑)
FP協会の合格率のトリック
受験者数を見ると、FP協会の方が金財よりも少ないのです。ゆえに、FP協会の方が優秀な人が集まっているのです。
「いや、なんでそれが分かるねん」って思うと思いますが、簡単な理屈です。FP協会で受験する人の方が自分主体で受験を決めて、申し込んでいる人が多いからです。
それに対して金財は、企業や学校などの団体で半ば強制的に受験させられているケースが多いためです。
そのため、準備をしっかりしてきている自主的に受験しているFP協会の方が合格率が上がるのです。
この話を深堀りする前に、試験の内容についてお話ししていきます。
試験は学科と実技の2つ
学科と実技と聞くと、「運転免許証」のことを思い出して「実技って何やるの???」と考える方もいると思います。
実際、私がそうでした。(笑)
FPでの実技試験は学科試験の内容とほとんど変わりません。違いと言えば、「保険料などの例があるので、その方がもし死亡した場合、手に出来る保険料の総額はいくらか?」のような表を使った問題が出てくるくらいです。
といっても、問われている内容自体は学科試験とマッチしていますので、特別、実技の為に暗記しないといけない項目があるといったわけではありません。
なので、安心して勉強を進めることが出来るということです。ここで押さえてほしいのは、学科と実技の2種類のテストに合格しないとFPの資格を取ることが出来ないということです。
では、話をもとに戻して、FP協会か金財か結局どちらを受ければいいのか。という話をしていきたいと思います。
そこに実技の科目が関わってくるので、先にこちらの話をしました。
実技の受験科目を決めるとFP協会か金財かが決まる
まだ話していませんでしたが、学科はどちらも共通問題です。ですが、実技科目は問題をあらかじめ選択することが出来ます。
今回は3級に関しての記事なので、3級についての実技科目について言及していきます。
3級の実技科目は3つあります。
- 個人資産相談業務→金財
- 保険顧客資産相談業務→金財
- 資産設計提案業務→FP協会
このような振り分けになります。
では、1つずつ説明をしていきましょう。
個人資産相談業務の特徴
- 受験者割合→35%
- 試験範囲→「リスク管理」を除いた全て
- 特徴→大半の日本人の生活に直結した内容が出題される。ファイナンシャルプランナーとして、年金、保険、資産運用、不動産、相続など幅広くお金の相談に乗るスキルが得られる
これを希望する場合は、必然的に「金財」での受験になります。
保険顧客資産相談業務の特徴
- 受験者割合→30%
- 試験範囲→「金融資産運用」「不動産」を除いた全て
- 特徴→保険分野(リスク管理)からの出題が40%です。保険分野の試験対策がもっとも重要。保険会社に勤めている、保険商品を扱っている、またはそれらの業務に従事しようとしている人が対象になります。
これを希望する場合は、必然的に「金財」での受験になります。
資産設計提案業務の特徴
- 受験者割合→36%
- 試験範囲→6つのテーマから全て出題
- 特徴→あまり、「個人資産相談業務」と内容は変わりませんが、差別化するとしたら試験範囲の広さになるでしょう。
これを希望する場合は、必然的に「FP協会」での受験になります。
どちらを選べばいいかが分かったところで、最後、まとめていきましょう。
まとめ
FPの試験は6つのテーマから構成されていましたね。
- ライフプランニングと資金計画
- リスク管理
- 金融資産運用
- タックスプランニング
- 不動産
- 相続・事業承継
上記の6つですね。そして、実技の科目は全部で3つありましたね。
- 個人資産相談業務→金財
- 保険顧客資産相談業務→金財
- 資産設計提案業務→FP協会
それぞれ特徴がありましたね。自分の目的にあったものを選べばいいと思います。とりあえず、金融関係の勉強をしてみたいという方には、FP協会の資産設計提案業務をオススメします。
理由としては、実技もテスト範囲が6つのテーマ全てから出題されるからです。
幅広い知識を得るにはこの方法が結果的に1番良いのではないかと思います。
この記事を読んで実際に3級を受けたくなった方は、勉強法が別記事にありますので、こちらをご覧ください。
また、独学で学習を進めていくにあたり、モチベーションを上げたり、継続することはとても大事です。そちらに関しても、こちらの記事に書いてありますので、ご覧ください。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。そんなあなたが大好きです。(YouTubeのアシタノワダイ風)
では、また明日お会いしましょう。